音楽業界の商流を変える仮想通貨ミュージコイン(Musicoin)とは

 たそがれの仮想通貨女子です。今日は暑すぎてたそがれることも至難の技です。たそがれることすらままならない暑さ。季語への昇進を目指します。

 仮想通貨女子は、ブロックチェーン✕著作権という分野に注目しています。非常に相性がいいのではないかと睨んでいます。ジロリ。

 クリエイターというのはどうも軽視されがちです。ある閾値を超えると急に神格化されますが、一般クリエイターは軽視され搾取されがち。ブロックチェーンを用いてクリエイターが産み出した価値を可視化→価値の還元が為されれば、素敵やん。

 

 そんな概念を提唱している仮想通貨ってあるかなあるかなあったよ!仮想通貨Musicoin(MUSIC)だよ。ヨミカタはミュージコインでいいぽ。

かけー、なかなかビジュアルで攻めてる仮想通貨公式サイトです。

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musicoin.org

仮想通貨Musicoin(MUSIC)とは

 仮想通貨Musicoinの公式サイトを見ると、いきなりの仮想通貨Musicoinは単なる通貨ではありません。これはエコシステムです。という圧倒的宣言から始まります。日本のサイトメッセージは、こういう「俺の話を聞いてくれ」的なやつ少ない気がします。これは日本と海外のクラウドファンディングサイトを見比べていても感じます。話を戻します。

 仮想通貨Musicoinは、ブロックチェーンを使ってミュージシャンの権利を守るのです。我々が音楽を聴く都度、ライセンスフィーは作者であるミュージシャンのもとに即座に支払われます。仮想通貨Musicoinではスマートコントラクトの技術も利用されています。我々が音楽を再生するたびに、自動的かつシームレスに支払取引とともに使用契約が実行されるのです。月額などの定額利用料はいらず、支払いは曲ごととなります。

ほうほうほう、なんて合理的仮想通貨でしょうか。
あれ、なんか忘れてますね。
そう、レコード会社ってどこ行ったんでしょうか。
てかもうレコードないのにレコード会社。MD会社の時代も経ずにレコード会社。
※この点に関しましては後述するから最後まで読んでね♡

 

 そうなんです、仮想通貨Musicoinのプロジェクトに仲介業者は存在しません。ミュージシャンは、搾取されることなくダイレクトにリスナーに音楽を届け、リスナーはミュージシャンのにダイレクトに対価を支払うことが出来てしまうわけです。
 仮想通貨Musicoinは、アーティストグッズ、コンサートチケット、その他関連商品など、純粋に音楽を聴く消費以外の商品やサービスにも使われることが想定されているようです。

 そして仮想通貨Musicoinの供給の年間成長率は、音楽出版と消費の予想成長率に沿って慎重に設定されているとのこと。マイニングできるコインの数は上限なしパティーンですが、音楽市場の成長によってマイニングの難易度を変化させるなど、極度なインフレデフレを防ぐよう統制されるみたいです。 

どゆことやろか 

仮想通貨Musicoinで楽曲を公開されている方がいまして、なるほどなるほどイメージが付きました。

xarataxnp.com

うわー、こういうプラットフォームでこういうことするわけですね。もう楽曲売れてらっしゃるほえ。

 

 先程、レコード会社のような仲介業者を挟まないと書きました。仲介業者は中抜きであると忌み嫌われがちです。だけどレコード会社って悪じゃないじゃん。仮想通貨女子は何社かのレコード会社に知り合いいますが(まさに今、レコード会社に知り合いいるマウンティングをした)彼らめっちゃ働いてますし、てかプロデューサーの巧みな技とかやっぱすごいですし、宣伝の人らも涙ぐましいくらいせっせこいろんなこと試してますし。プロデューサーがいるおかげで曲が生まれ変わったり進化したりするわけですから、このリスナーとミュージシャンの完全なる直取引は音楽業界の権利問題の完璧なソリューションとはいえないようにも思います。質の悪い音楽や釣り音楽が有象無象にうぷされても困るから、何かしらの統制機能はいるのではないでしょうか。

 まーMusicoin上で超ヒット曲が出れば、ミュージシャンが自前でPと宣伝雇って自分の収入から給料を払う的な商流が逆になる昇竜拳が起こるかも知れません。そうなったら面白いな。作り手はもっとヒエラルキーの上に行くべきです。しかしミュージシャンに経営といういらないお仕事ができて、、、あああ、やぱ経営目線を持てるかどうかが成功の鍵なのか。経営者目線、経営者じゃなくても自分のポジ取りに重要な要素ですねぇ。

 もしくはMusicoin上でヒット出て、後追いがガンガン参入して、企業も乗ってきて、マネジメントする会社やインフルエンサーマーケティングしようとする会社が現れるかもしれません。(それってどこのYouTube…)結局同じや。

 

 ということで仮想通貨Musicoinにすべての面で賛同できないものの、ブロックチェーン✕著作権は完全にありです。権利の帰属を明らかにする。対価を払う。そして契約も行える。パーペキやん。スマートコントラクトが当たり前になれば、判子リレーはいらなくなるんですからね。
Musicoinのプラットフォーム上でこの世の全ての楽曲が公開されるということはなさそうですが、ブロックチェーン✕音楽の著作権である仮想通貨Musicoin自体は形を変えたりして発展しそうだと思います。

 仮想通貨Musicoinは、現在コインチェックなどの日本の取引所では取扱がないため、海外の取引所で購入する必要があります。取り扱ってるのは、海外のBITREXなどで購入することができます。

 仮想通貨女子も、ブロックチェーン✕著作権って念仏のように唱えていたのでちょっと買おうと決めました。今後の仮想通貨ミュージコインの成長具合についてもレポートしていきたいと思います。

 

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